女優ペニー・マーシャルが監督(「ビッグ」、「プリティリーグ」)した病院実話。
人付き合いが苦手なセイヤー医師(R・ウィリアムズ)が赴任した先は、長期療養型の神経科病院だった。
自力で動けない、病名不明の病人が大勢いたのだが、セイヤーは彼らに共通する原因を見つける。
彼は患者にパーキンソン病の治療薬である、ドーパミンを処方することにした。
30年間寝たきりのレナード(R・デニーロ)に処方してみると、何とレナードは自分で立ち上がり、喋り始めた。
レナードの回復は早く、まもなく散歩できるようになる。
セイヤーは他の患者にも同様に処方してみると、多くの患者が快復してしまった。
生きる喜びを語る患者達。
中には時間の経過についていけず、元に戻りたいと泣くものもあった。
レナードは娘ポーラ(P・アンミラー)に恋をする。
しかし彼の表情にチックが現れた。
レナードは外出許可を求めるが認められず、荒れる。
薬の副作用による躁症状だった。
チックが酷くなったレナードは、ポーラに別れを告げる。
ポーラは黙ってレナードの手を腰に回し、ダンスを踊った。

最初は特効薬が効くのだが、最後は元に戻ってしまう、という展開は、
ダニエル・キース原作の「アルジャノンに花束を」を思い出す。
この話は映画「アルジャノン」が上映された、翌年にブロンクスで起きた実話だ。
脚本はやや大げさだが、映画全体として成功している。
ロビン・ウィリアムズっていつも映画で演説している気がする。
ポーラ役の女優ペネロープ・アン・ミラー(「レリック」)は、金髪美人だが、彼女は黒人好きなんだ。
患者役としてマックス・フォン・シドー(「ペレ」)や、デクスター・ゴードン(「ラウンドミッドナイト」)など大物も出ている。
この辺が俳優監督の強みか。