バリー・レビンソン監督がベルリン映画祭グランプリとアカデミー作品賞、監督賞、
さらにダスティンホフマンも主演男優賞を取った大ヒット作品。
30年も離ればなれで暮らしてきた、兄弟のロードムービーだ。
カーディーラーのチャーリー(トム・クルーズ)は、父の死を知って、10年ぶりに我が家に戻る。
そこで、彼は愕然とさせられる。
300万ドルもの遺産が自分ではなく、匿名の病人に贈られるというのだ。
実は彼はチャーリーの兄レイモンド(ダスティン・ホフマン)だった。
レイモンドは記憶力、計算力は長けているのだが、全く生活能力が無い、自閉症患者だった。
金に困っていた、チャーリーはロスアンジェルスまでレイモンドを連れ帰ることで、親権を主張し、遺産の半分を手に入れようと考えた。
レイモンドは飛行機に乗るのを嫌がり、陸路でシンシナティからLAまで向かうはめになる。
高速道路も嫌がり、雨の日も外に出ようとしないレイモンドに、チャーリーは手を焼く。
ある夜、レイモンドは「レインマン」のことを語り始める。
それはチャーリーにとっても心の奥に刻み込まれた、想い出の言葉だった。

ダスティン・ホフマンの自閉症ぶりが評判になった映画だが、トム・クルーズの控えめな演技も見逃せない。
泣ける映画ではないが、それだけそれぞれの内面が深く静かに伝わってくる。