NY派のマーチンスコセッシ監督の作品だ。
ロバート・デニーロがアカデミー賞主演男優賞を取っている。
TBS深夜映画劇場は、CMはさみ捲りで編集の妙も何も無い(T^T)
今さらどうこう説明することも無い。
ボクシング映画では、「ロッキー」と「チャンプ」が好きな人を除いて、ナンバーワンに上げるだろう。
ミドル級世界チャンピオン、ジェイク・ラモッタの自伝を基にした映画だ。
彼がチャンピオンへ駆け上がるまでの栄光と、引退後の挫折の日々を、モノクロ画像と巧みな編集で、淡々と描いている。
彼の人生の断片、象徴的な場面をフィルムに切り出している感じが凄い。
見ていて彼の実人生に触れたような気がする。
映像技術的にも暗転やスローモーションの多用などを用いて、彼の視点や時間経過を巧みに表現している。
ロバート・デニーロの役作りは凄まじい。
ジェイクの現役時代は試合前にウエイトを絞るだけ絞っているし、試合が終わると途端に腹が出る。
ボクサーを引退してコメディアンに転身すると、もうぶくぶくに太ってしまう。
こんなに体重を調整すると、体を悪くしてしまう。
実質的映画デビュー作となった、ジェイクの弟役ジョー・ペシ(「リーサルウェポン」、「ホームアローン」)も抜擢に答えて、好演だ。
妻役のキャシー・モリアティは、ぱっと見た目はフェイ・ダナウェイかなと思わせたが、新人と思えない演技だった。
しかしこの後しばらくお休み。
そして最近復活したようだが、もうおばさんになっている。
もう少し若ければ、クリスティン・S・トーマスあたりとキャラが被っていただろう。
マーティン・スコセッシが、こんな名作を作ったおかげで、ボクシング映画が作りにくくなった。