2004年01月04日(日) 
No.93
監督 : 岩井俊二
脚本 : 岩井俊二
撮影 : 篠田昇
音楽 : 小林武史
配役:
市原隼人 (蓮見雄一)
忍成修吾 (星野修介)
伊藤歩 (久野陽子 )
蒼井優 (津田詩織)
細山田隆人 (佐々木健太郎)
NHK「中学生日記」なんて嘘っぱち。中学生の真実はここにある。
栃木の中学2年雄一はアーティスト・リリイ・シュシュのファンである。
彼は、同級生星野にたかられている。
一方リリイのファンサイトで彼はリフィアと名乗り、リリイ・ファンとくに青猫というハンドルネームとのチャットに心癒されていた。
1年生の時は星野と仲良しで、家に泊まりに行く仲だった。
彼らはカツ上げした金を使って、みんなで西表島へ旅行に出た。
そこで星野はおぼれて、知り合った人は交通事故に遭う。
死、それは思春期の少年には過激な経験だった。
そして新学期、星野は番長に変身したのだ。
星野にイジメられているのは雄一だけではなかった。
詩織もまた星野の命令で援助交際させられて、自殺に追い込まれる。
雄一が心寄せる陽子も、星野一派にレイプされてしまう。
リリイのライヴが代々木で開かれることになった。
雄一は、青猫と会う約束をして会場へ向かう。

はじめはおどろおどろしい現代中学生の話だと思ったが、よく見ると俺の世代と大して変わらない。
変わったのは援助交際ぐらいだ。
中学生があるきっかけで大きく変わることが良くある話だ。
だからこの話は実はありふれている。
一言で言って、不良グループの内ゲバ(仲間殺し)だ。
団塊の世代では大学生が内ゲバをしていたが、30年たっていまや中学生がいじめという内ゲバをやってる。
もうすぐ小学生が内ゲバを始めるだろう。
この映画が現代中学生の気持ちを伝えている点は素晴らしい。
画面も美しい。
でも内容は暗い。
人もたくさん死ぬ。
でも人の親なら一度くらいは見ておいたほうが良い。