インド・マサラムービー復活の、のろしを上げた「ラジュー出世する」。
日本語のキャッチコピーが、「わかりやすい筋、読める展開、約束された結末、お笑い、お色気」、うーんその通り(笑)

長い映画だ。2時間40分も掛かる。
結局、経済的成功よりも大切な物が世の中にはあるよという、教訓的なお話だ。
田舎の土木大学を卒業した、ラジューは都会のボンベイへ出て、就職先を探す。
不況で職はなかなか見つからない。
そんな中で美しい娘レヌと出会い、愛し合う。
ようやく大手ゼネコンに入社できたラジューは、めきめきと業績を上げて出世していく。
彼を社長令嬢が見初めてアプローチして、レヌとの間がぎくしゃくし始める。
大きなプロジェクトを任されたラジューは役人に賄賂を渡したり、手を汚しながら、どんどん結果を出していく。
しかしライバルは彼に嫉妬して、恐ろしい罠を張る。

一つの映画に青春メロドラマ、ミュージカル、社会派サスペンス、法廷ものまで、含まれていて、やりたい放題。退屈はしないが、ちょっと疲れる(笑)

主人公もその彼女も今風のインド人で、外国にも通用するタイプのアイドルマスク。
とくにレヌ役のジュヒー・パーテーカルは、鰐淵晴子みたいなタイプで、エキゾチック好み日本人には、オッケーだろう。
サリーを着たダンスの切れ味もしなやかで、グッド。
西洋風ドレスでのダンスでは、ラブシーンを表現したが、こんなのって、もう日本でも作れないよなあ(笑)

この映画はクレジットも英語で書かれており、そのうえ、台詞も一部英語だ。
元英国領だから、英語は庶民にも通用するのだろう。
イスラム教徒や仏教徒も出てきているが、その辺の問題は表だって扱ってなかった。
しかし、ヒンディー教徒同士の身分の違いによる結婚問題は出てきた。
やはり身分違いの恋は映画とはいえ、結ばれるわけにはいかないようだ。