ノーラ・エフロン監督とトム・ハンクス、メグ・ライアンの組み合わせというと、Sleepless in Seatle(巡り会えたら)以来の2作目。
今回は、M.ラズロ原作の戯曲で、かつて都会派ロマンスの巨匠、Eルビッチ監督が演出した「街角」(Shop arround the corner, 1940)のリメイク。
前作では恋する二人を繋ぐメディアが文通だったのだが、今回はそれが電子メールになった。
ジョー(ハンクス)は、安売り本屋チェーンの三代目。
キャサリン(メグ)は、ウェストエンドの小さな児童文学書店を母から譲り受け、切り盛りする。
二人は、インターネットで知り合った匿名メールの友人同士なのだが、互いに相手の正体を知らずにいる。
やがてジョーのチェーンが、ウェストエンドに進出し、キャサリンの店は大打撃を受けてしまう。
キャサリンは電子メールの彼をジョーとも知らずにビジネスのアドバイスを求める。
ジョーも相手がキャサリンとは知らず、真摯に反撃法を答える。
キャサリンはマスコミや知識人を巻き込んで大型店出店大反対キャンペーンを張り、チェーン店に対抗する。
ジョーは思わぬキャサリンの抵抗にたじろぐ。
そのうえ、メールの相手がキャサリンであることを知ってしまう。

商売敵が実は恋人同士という、ありがちなストーリーだが、そこはメグ・ライアンの魅力だけで押し切ってしまう。
綺麗な女優がハッピーになってくれれば、観客もハッピーという典型的、古典的なアメリカンムービーだ。
僕もそれだけで、もうお腹一杯だ。
エロチックなシーンなんて一つもなく、心地よい、すがすがしさだけが後に残る。
もちろん、批評家の評価はかなり低い。
でもそれがどうした(笑)
なお、ノーラエフロンは脚本家として、When Harry met Sarry(ロブライナー監督、Bクリスタル主演「恋人たちの予感」) でメグライアンと仕事をしている。