ウディ・アレンの名作「マンハッタン」。
都会生活者の孤独を描く、ニューヨーク映画の代表作でもある。
アレンが実生活同様にロリコン親父に扮して、女に振り回される顛末を描く。
アイザック(W.アレン)は、42歳でロリコンのテレビ作家。
今も17歳のトレイシー(マリエル・ヘミングウエイ)とつきあっている。
前の女房ジル(M.ストリープ)は、外に「女」を作って出ていった。
そしてアイザックとの離婚のエピソードを本にしようとしていて、それがアイザックの神経を逆なでする。
アイザックの友人エールは美しい妻がありながら、編集者のメアリー(ダイアン・キートン)ともつきあっていた。
アイザックはメアリーと初めて逢ったとき、嫌みなキャリアウーマンだと思った。
しかし繊細で誰かが側で支えてやらなければならない人だと気づいた。
エールとメアリは別れて、相談相手だったアイザックは、メアリーと結ばれる。
アイザックは将来のあるトレイシーに別れを告げ、メアリーと新しい生活に入る。
しかし、エールは子供を欲しがる妻と別れる決心を付け、メアリーに再びアプローチを掛けた。
メアリーも自分の気持ちが依然エールにあることに気づく。

一応名作ということになっているのだが、だいぶ陳腐化した。
当時のNYの現実を描いた点も評価されるべきだが、今となっては古典になってしまった。
当時としてはハリウッドとは違うNYで、こんなフランス映画みたいな台詞だらけの映画をよくもまあ作ったなあ、という意味で評価されたんだろう。
日本のトレンディードラマの原型にもなった。
映画自体は都会の孤独を描くという意味では成功しているが、生活感に欠けている点で物足りないのも事実。
音楽はガーシュウィン「ラプソディーインブルー」を中心に、ズービン・メータのNYフィルやM.T.トーマスのバッファロー・フィルまで使ってゴージャス。
もちろん、ウディアレンお得意のジャズも使われている。

マンハッタン(Manhattan, 1979,USA)

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