ビデオ邦題「ベンガルの槍騎兵」。
日本未公開のゲイリークーパー(真昼の決闘、誰がために鐘は鳴る)主演、
ヘンリーハサウエイ(ナイアガラ、ネバダスミス)監督のアクション作品。
当時のゲイリークーパーは、今で言えばシュワルツネッガーであり、
まだまだメロドラマが似合わない俳優と考えられていた。
20世紀初め、インド。
バングラデシュ国境を守る英国槍騎兵隊に、近衛兵出身のフォーサイスと士官学校を出たばかりのストーンが赴任する。
都会的な彼らを、カナダ人のマクレガーが出迎える。
はじめの内は何かと絡むフォーサイスとマクレガーだったが、やがて深い友情で結ばれる。
さて息子であるストーンに対して、父親の大隊長は厳しく当たる。
それは親心だったのだが、息子は荒れてしまう。
隊の規律を破り外出したところを、ベンガルの首領モハマッドの一味に誘拐されてしまった。
父親は涙をのんで、息子を見捨てると言う。
マクレガーとフォーサイスは、大隊長の心情を思いやり、救出に向かう。

軍人同士の友情と、若気の至りで突っ走る後輩の三人模様を描いたお話。
いわば三銃士パターンであり、何を今さらなのだが、1935年のB級映画としては、出色の出来だ。
三人とも役割をはっきりと演じ分けて、わかりやすく感情移入しやすい映画。
軍隊に対する批判精神も旺盛で、決して楽しいだけのアクションではない。
この設定で95年に作ったって同じものができるはず。
それぐらい、完成度の高い作品。
ビデオ屋にあったら、観てみるが良かろう。