2004年01月25日(日) 
No.122
監督 : ゲイリー・ロス
原作 : ローラ・ヒレンブランド
出演 : トビー・マグワイア
ジェフ・ブリッジス
クリス・クーパー
エリザベス・バンクス
ゲイリー・スティーブンス
ウィリアム・H・メイシー
久しぶりにロードショーの映画を見た。
と言っても自宅でビデオをアメリカから輸入して、クローズドキャプションで英語字幕で見たのだ。
馬主のハワードは幼い子を事故で失い、妻も出ていき、喪失の日々を送っていた。
調教師トムはサラブレッドよりポニーの面倒を看る方が多い変わり者。
メキシコへ競馬に行ったとき、ハワードがトムと知り合う。
ハワードはなにやら奇妙な、この男の勧める馬を買ってみたくなった。
赤毛のレッドは馬に乗るのが子どもの頃から得意だった。
大恐慌で一家が没落し、レッドは騎手を目指す。
騎乗振りは下手くそだった。
ボクシングのやりすぎで、右目がみえなかったのだ。
そんな三人の前にシービスケットは現れた。
気性が悪い馬だったが、トムは走りそうな気がして、ハワードに買ってもらう。
シービスケットは厩舎でも暴れ回っていた。
レースになって、しばらく負けが続いたが、次第に頭角をあらわし連戦連勝、重賞レースもぶっちぎり、子どもたちまで応援団が付いてくれて、いつの間にか西海岸のスターホースに祭り上げられていた。
ついに西海岸最高のレース・G1サンタアニタハンデを迎えた。
しかしゴール直前で軽量を背負った馬に交わされてしまう。
ここでトムやハワードはレッドの目が見えないことに気づく。
しかしハワードはレッドをシービスケットに乗せ続けると発表するのだった。
次のシービスケットの目標は東海岸の三冠馬ウォーアドミラルとの一騎打ちだ。
ハワードは長年このマッチレースの実現を訴え続けてきたが、なかなか相手にされなかった。
当時は東海岸の競馬と西海岸の競馬では格が違うと思われていた。
しかしハワードは世論を味方にした。
不況から立ち上がろうとする労働者階級はシービスケットを支持した。
いよいよマッチレースが実現した。
しかしここでビスケット陣営に大事件が起きる!
レッドが落馬事故でしばらく騎乗不可になったのだ。
やむを得ず、アイスマンと言われた天才騎手ウルフを起用する。
1938年11月1日運命の時を迎える。
東海岸ボルチモアのピムリコ競馬場。
街はこのレースのために閉店休業だ。
4000万人のアメリカ人がこのレースのラジオ放送を固唾をのんで聞いていた。
ルーズベルト大統領も仕事を中座してラジオを聞いていたという話だ。
ベルと同時にレースが始まった。意外にもビスケットが先行している。
今まで追い込み一辺倒だったのに。
向こう正面でウォーアドミラルが馬体を合わせてくる。
コーナーでも離れない。
しかし直線に入るやいなや「じゃあな」とウルフは言い捨て、ビスケットが加速してウォーアドミラルを突き放したところがゴールだった。
歓喜の渦だった。労働者が資本家に勝ったような騒ぎだった。
西海岸に凱旋したビスケットは本命に支持され当然勝つと思われていた。
ところがレース中、故障を発生し競争中止。
一命は取り留めたが、レースは二度と無理だとと医師には言われる。

競馬好きにはたまらない作品。
実話の映画化だ。
オグリキャップとトウカイテイオーを合わせたような話だなあ。
ゲイリー・スチーブンス(現役ジョッキー)が普通に演技してるのには驚いた。
アメリカ人はみんな俳優だ。
トビー・マクガイヤは良い仕事をした。
減量はきつかったと思う。
クリス・クーパーも渋かった。
でもやはりジェフ・ブリッジスがもっとも助演男優賞に相応しいと思ってしまう。
エリザベス・バンクスはまとまった顔の美人。
メキシコ人を演じていたがそっちの系統なのか?
「シャフト」に出ていたそうだがしばらく見ない間に凄い出世だ。
あとウィリアム・メイシーが脇役で好演。こういう親父を忘れてはならない。