95年度キネマ旬報邦画第六位入選作品。
歌謡曲評論家(笑)兼映画監督の金子修介が演出。
では、一体どこが第六位なのか?
これじゃあ第七位の立場はどうなるのか?
この年は邦画が五本しか無かったと言うことにしておこう。
東宝のゴジラが、マンネリ化してしまい、95年のゴジラ対デストロイアで一旦休止に入った。
同年のガメラのこの復活第一作は新鮮さもあり、不安な社会情勢の下、子供たちに受けたようだ。
しかも既に大映は徳間書店の傘下に入っており、日本テレビが配給に加わったというメディアミックスも効果があった。
五島列島でギャオスの子供が見つかる。
時を同じくして東シナ海で海中を移動する大型生物が発見される。
ギャオスの親を福岡ドームにおびき出し、捕獲作戦が実行されるが、
海中から姿を現した大型生物(正体はガメラ)に襲われ、親鳥を逃がしてしまう。
ガメラは自衛隊の集中砲火で傷つき、海深く消えてしまった。
東上したギャオスは、次々と街を襲い人間を食べて、巨大化する。

ゴジラの場合は敵怪獣がキングギドラなのだが、これはどうしても凶悪性に乏しい。
ところがガメラのライバル、ギャオスの場合は、さほど大きいわけでもなく、人間を食べるシーンなどで、怖さを演出することが可能だ。
この程度の作品なら、五歳の男の子は、もう怖がらずに観ることはできるし、筋も大方、理解できるようだ。
なお旧ガメラシリーズに出ていた本郷功次郎と、ゴジラシリーズに出ていた久保明が特別出演している。
主役を張るのは、伊原剛と、中山忍である。
忍ちゃんは実物を見かけた事があるが、演技が上手になった。