これが名作であることに異論はないだろう。
最近の安っぽい旅情ミステリではない。
雪で立ち往生した列車の中での殺人事件。
閉じこめられているから、証人の会話(取り調べ)中心の話だ。
登場人物の個性が立っていて、実に楽しい。
今回の再読で、はじめのうちはポワロにデビッド・スーシェの顔と熊倉一雄の声をあててしまった。
やはりオリエント急行は、アルバート・フィニーだ。
やや嫌みでエキセントリックなセリフ回しにピタリである。
ちなみにデビッド・スーシェでのドラマ化はまだされていない。

オリエント急行の殺人 アガサ・クリスティー 早川文庫

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