2001/12/27  Lawrence of Arabia
監督:デビッド・リーン
音楽:モーリス・ジャール
出演:ピーター・オトゥールアレック・ギネス
アンソニー・クインジャック・ホーキンス
オマー・シャリフアンソニー・クエイル
ホセ・フェラー

 

 
「アラビアのロレンス完全版」を見た。
実に三時間四十分だ。だらーと、長かった。
ロングの絵が多くて、テンポの遅い交響曲のようだ。
フレディ・ヤングの映す砂漠の自然は非常に美しいのだが、何度も繰り返されると、時間稼ぎに見えてしまった。

 

 
映画の舞台はご存知のように、第一次世界大戦のアラビア半島。
英国陸軍は枢軸国トルコを欧州から遠ざけるため、アラブを支援して、トルコを挟み撃ちにする作戦だ。
アラブお宅のロレンス中尉(Pオトゥール)は、アラブのファイサル王子(A・ギネス)に気に入られた。
王子の腹心アリ(O・シャリフ)とともに、トルコの占領する軍港アカバを背後から攻撃して占領する。
この武勇を認められたロレンスは、英国軍に砂漠でのゲリラ戦を任される。
トルコ軍の鉄道を次々と破壊して、砂漠の英雄に祭り上げられる。
しかしトルコ軍の基地に侵入した際、捕まってしまい、トルコ軍の将校に犯される。

 

ピーター・オトゥールはこれが初の主演作。
金髪でちょっとホモっぽい魅力がポイントだ。
なにせ、女の出てこない映画。
男同士の関係も何かしら、怪しいものを感じる。
そういう映画では、彼は適役だったのだろう。
犯されようとするシーンはトラウマになっている。
当時エジプトの大スターだった、オマー・シャリフはこれが初の英語作品。
オスカーにノミネートまでされて、見事なハリウッドデビューを飾った。
この後、同じリーン監督のドクトル・ジバゴで主役に抜擢される。
アレック・ギネスのファイサル王子は大物感たっぷりだ。
実物は英国人だがどう見ても、アラブ人にしか見えなかった。
当時の短縮版はアカデミー賞を総なめにした映画だが、完全版はリズムが悪い。
畳み掛けるところがない。
IMDBでは非常に高い評価(史上24位)だが、短縮版の評価だろう。