1953年のミス・ユニバース世界大会第3位に輝き「八頭身美人」と呼ばれ話題になった伊東絹子が国内デビュー映画。伊東絹子は他にアメリカ映画や国内のテレビドラマに出演したのち1957年に渡仏し、やがて日本の外交官と結婚し引退した。

 

あらすじ
青森の寒村。姉お敏は妹道子の許嫁を愛していたが彼は雪の降る日に道子の名を呼び続けて死んでしまう。お敏は逆恨みにも関わらず道子を呪いながら東京へ出奔してしまう
大阪レーヨン東京支店では社長令嬢るいが金策にやって来る。支店長はるいと資本家の縁談を段取ろうとしていたが、るいは社員の関がお気に入りだ。そんなところへ道子が上京して来る。道子は姉の行方を捜していた。関が初めに道子を見初めたが、画家の風間がモデルとして引き取る。実はお敏は関の近所の飲み屋で働いていた。風間が引き取ったおかげですれ違いになったのだ。やがて道子は風間と関の板挟みにあい、さらにるいの強気な言葉に自信消失してしまい身を隠す。お敏もヒモに大阪へ売り飛ばされてしまう。
るいは関と起死回生のファッションショーを開かんと走り回っていた。どうしても大阪レーヨンのショーには出ないというモデルがいた。彼女はモデルの最中アイマスクをしているため、有名だった。関が付きまとって参加を承諾させようとするが、どうしても嫌だという。関が万策尽きて帰ろうとすると、モデルはアイマスクを外し道子ですと言って抱きつく。

 

これから終盤に入っていくが、風間と関の間にもう一悶着あり、風間が心臓発作で死ぬことにより関と道子が愛を確かめ合い、道子とるい、るいと関が和解して一件落着。その上で道子がミスユニバース世界大会に挑戦し、それを止めようとした支店長が商品横領の罪で逮捕される。道子は見事世界第3位となり、ニュース映画が大阪の場末の映画館でも掛かりお敏もその瞬間を見て涙するのであった。

この映画を見て伊東絹子が全く記憶に残らなかった。そのかわり大阪生まれの役を演じた有馬稲子は生粋の大阪人であるが、それだけでなく負けてカッコ良い女を演じたと思う。好感度では有馬の圧勝だ。だいたいどちらが美人かチャーミングかと言っても有馬の方が上だ
有馬も宝塚の意地があるから、ガチで伊東絹子に勝負を挑んだと思う。そして伊東のプライドはズタズタにされた感じだ。
その後、使い道によっては国内の仕事はあったけれど、日本の芸能界でなく外国へ渡って華やかな外交の世界に身を投じたのだ。

 

監督 市川崑
脚色 梅田晴夫 、 浅野辰雄 、 市川崑
原作 菊田一夫
製作 滝村和男
撮影 三浦光雄
美術 阿久根巖
音楽 服部良一

配役
関三郎 池部良
絢城るい 有馬稲子
北村道子 伊東絹子
風間厚 上原謙
お敏  日高澄子
車坂幸彦 二本柳寛
織田十吉 加東大介
風間の叔母 沢村貞子

わたしの凡てを 1954 東宝

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