先日ビクターのイヤホンHA-FX850を買ったばかりだが、物欲に敗れて今度は米Westone社のイヤホン W60 Signature (6 Balanced Armature タイプ)を買ってしまった。
全く両者では音が違う。Apple Music で聴くと左右の分離、広がりと音の厚みはW60の圧勝だ。とくに中域の厚みが格別だ。だからクラシックやジャズ、ロックは低音がほどよく締まり高音もキラキラしないので絶品だ。他のイヤホンでは敵わない。聞けばこれに中域で対抗できるのはAKGのK3003くらいだそうだ。
しかし圧縮音源の音がこもってしまい、とても聴く気にならないのもW60の方。JPOPやドンシャリ系の音源もあまり上手ではない。その代わり、フラットに柔らかく音を鳴らすビクターHA-FX850はmp3の圧縮音源でも十分聴けた。ソニーのイヤホンMDR-EX1000でもSenheiser の IE800 でも聞いてみたが、W60よりマシだった。
ハイレゾもW60だとバッチリ鳴ると予測していたが、TRUE(唐沢美帆)の歌うアニソン「Solister」(96kHz/24bit)はイマイチ。やはりジャンルに限界がある。多分、朝比奈隆のベートーベンチクルス(DSD)なんかが絶品なのだろう。
Westone W60 導入