(2005年4月の懐音堂記事から)
Q:SACDもマーキュリー盤とRCA盤が出てきて、少し興味を持ち直しました。
A:アナログの遺産を食いつぶしているだけですよ。
Q:プレーヤーでまともなものは出ましたか?まだ音の立ち上がりと厚みが両立しないのでしょうか?
A:前よりはマシになった。しかし、立ち上がりがよくなれば、厚みがなくなる。いわゆる、緩い音が好きなハイエンドオーディオメーカーが手を付けないことからもわかろう。
Q:SACDマルチは音の薄さを補う目的でやっているんですかね?
A:現在のマルチ再生レベルではおまけ程度と思われても仕方がない。
Q:音が遅くなっても良いと言うのならば、もともとマルチ録音のポップスでやった方が面白そうですね。
でもセンタースピーカーって、ツイーターの位置をあげないといけないでしょう。ホームシアターと両立しないのではないですか?
A:しません。
Q:センターを省略するファントムモードってありますか?
A:まだありません。
一部のDVD-SACDプレーヤーは、ハイブリッド盤とコンパチでないため、再生不可である。もちろん、CDとしては再生可能である。
そのこともSACDの人気を落としている一因と思われる。
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もはやパッケージソフトの時代は過ぎた。
SACDについて疑問