10何年ぶりに再見した。
全回は完全字幕版だったが、今回はCSの懐吹版(懐かし吹き替え版)だ。したがってカットが20分ほどあった。
だいたいキャロル・ベイカーの後半の登場シーンに絡むところだったが、僕がプロデューサーならカットしたかった場所で全体的に締まった感じになった。
前回は★3つだったが、今回は★4つあげても良い。
映画は前半グレゴリー・ペックとチャールストン・ヘストンの決闘シーン、後半はグレゴリー・ペックとジーン・シモンズという新たなカップルを軸にして少佐とヘネシーの最後の決闘までを描いている。
完全版だとその間が間延びしていたが、懐吹版だと緊張感が崩れない。
少佐とヘネシーの因縁はどっちにしろわからないが、そんなものは当事者にしかわからないことだろう。
ただし真上からのアングルで最後の決闘シーンを描くのはやはり盛り上がりに欠けた。
今後は大黒柱を失ったヘネシー一家が権利と家畜、牧童をマッケイに譲り、キャロル・ベイカーと結婚したチャールトン・ヘストンとともにこの街を大きくして、やがてビッグマディーが街の中心地になり、何代かあとの所有者が第一回上院議員に選ばれたのだろうか。
吹替え
グレゴリー・ペック 城達也
ジーン・シモンズ 武藤礼子。
キャロル・ベイカー 鈴木弘子。
チャールトン・ヘストン 納谷悟朗。
チャック・コナーズ 大塚周夫
現時点で存命なのは鈴木弘子さんだけ。さみしいなあ。
完全版のバージョンの感想は、こちら。
大いなる西部(懐吹版) 1958 UA