第一回同様に、今回も満島ひかりが貫禄の演技を見せた。
昭和33年には紅白歌合戦の司会を仰せつかるほど、黒柳徹子(満島ひかり)は仕事が増えて毎日忙しい人気者になった。
森繁久弥(吉田鋼太郎)とも顔見知りになる。
しかし過労で1ヶ月の休養を取らなければいけなくなる。
その間、自分の出ていない番組を見ていたが、番組は何事もなかったかのように続いているのがショックだった。
復帰後、音楽ショーの「夢で逢いましょう」が始まり、渥美清(中村獅童)や坂本九との共演、交流が増える。
今回のラストミュージックは坂本九(錦戸亮)が歌う「上を向いて歩こう」。
今回はマスメディアの作る人気者の悲哀を描いている。人気はあるようでいて、どこにもないものだ。しかも孤独なものだ。
それを彼女は入院時に強く感じてしまう。若い頃の黒柳徹子は表面的には明るい女の子だが、実はナイーブな面があったというわけ。
30分番組でそこまで望むのは欲張りだが、もう少し「夢で逢いましょう」の思い出を掘り下げて欲しかった。
渥美清と二人でやっていたドラマはWikipediaには書いていないが、番組の中の1コーナーだろうか?
トットてれび 第2話「上を向いて歩こう」