パドックでは天皇賞ほどではないが、有力馬はそれなりによく見えた。ティソーナ、イモータルが少し入れているかな、レインボーラインは小足を使っていた。
スタートはバラバラだが、ルメールのメジャーエンブレムはまずまずのスタートでハナを主張する。シゲルノコギリザメも7枠から迫るが、なかなか追いつかない。前3Fは34.3秒、1000m57.7秒と高速でぶっ放す。次第にメジャー以外の先行勢は直線で総崩れを始めて、中団後方勢と入れ替わる。外を回らされた福永レインボーライン(3着)が中にもたれながらじわっとゴール前伸びるが、メジャーには全く届かない。それより後方に待機していた池添ロードクエスト(2着)が乾坤一擲の追い込みを決めてメジャーエンブレム(優勝)に3/4差まで迫ったところがゴールだった。4着は中団外に付けていたダンスプリウス、5着は中団内に身を潜めていたトウショウドラフタ。
牡馬一線級にはこのペースとこの時計では足りなかったろうが、マイルカップは力が落ちる連中のたまり場だからこういう無茶が効いた。
父はダイワメジャーだが、母父がオペラハウスだからオークスの方が脚質が広がって良かったと思うが、あまりこの馬の賞金で稼ぐつもりはないのだろう。
それより早く繁殖に上げるつもりだろう。
馬券は「見」だった。勝つのはメジャーエンブレムと信じていたが、2着に狙っていたレインボーラインが大外に入ってしまって魅力がなくなった。
Related posts:
NHKマイルカップ 2016 メジャーエンブレム迫力の逃げ切り勝ち