桜花賞5着で重賞2着2回アエロリット(クロフネ産駒)の完勝だった。好天の良馬場で8枠でありながら、カンパイかと思われるほどの好スタートを決めて、3枠のボンセルヴィーソに先を行かせて好位の外につける。前半57秒9の平均ペースを四角で外を回って先頭に立ち、抜け出して快勝である。時計は1分32秒3、勝ち馬の上がり34秒3。
2着は中団から外目を通って来た13番人気牝馬リエノテソーロ(外国産馬)、地方で門別エーデルワイス賞、川崎の全日本2歳優駿(JpnG1を勝ち前走は休み明けアネモネ賞を2番人気で4着だった。3着は逃げ粘った牡馬ボンセルヴィーソ。他の人気馬モンドキャンノカラクレナイも内枠で馬群に沈んだ。
レースはスタートで決まった。こういう展開になると内枠は有利でない。時計は出ていてもやや力のかかる馬場もダート系種牡馬産駒に合っていた。さらに関東牝馬二頭が揉まれない展開も良かった。
牝馬が強い年は二冠馬あるいは三冠馬が出ると昔から言われるが、今年はどうだろう。ちなみに牝馬メジャーエンブレムが勝った昨年は皐月賞馬ディーマジェスティはダービー3着、ピンクカメオが勝った2007年のダービーは牝馬ウォッカ、牝馬がNHKマイルのワンツーを決めた2005年はディープインパクトが三冠馬になった。

NHKマイルカップ 2017 アエロリット

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