2019年1月アニメから12月アニメまでの中から個人的趣味で選んだベスト3。

今期はアニメ熱がすっかり冷めて、とくに春アニメを全く見られず、全く付いていけなくなったが、それでも少ないサンプルから選びます。

 

第一位 ダンベル何キロ持てる? (動画工房)

新人声優賞 ファイルーズあい

音楽賞「お願いマッスル」 (ダンベル何キロ持てる?)


 

昨年から今年にかけての筋肉ブーム。「筋肉体操」から始まり、今夏はアニメの世界にまで進出した。「ダンベル何キロ持てる?」はそういう世相に乗って貧弱なオタクたちに体を鍛えることに興味を持たせる意味で、非常に有効なアニメだった。
アニメ界の中での流れとしては、「はたらく細胞」及び同じ動画工房制作「うちのメイドがうざすぎる」から繋がっている、生物学や保健学とマッチョの流れだ。
そんな大ヒットアニメを底支えしたのは新人声優ファイルーズあいだった。雨宮天、石上静歌、東山奈央、堀江由衣と言った中堅、ベテラン勢相手に全く引けを取らない演技を魅せた。
動画工房も「GJ部」「ゆるゆり!」の流れをさらに大きく広げていったため、従来の動画工房ファンに加え、一昔前なら考えられなかった層を動画工房の新たなファンとして上積みした。

 

 

第二位 ハイスコアガール2 (JC STAFF)

今年はまず3月に第13話から第15話までNetflixで配信され、OVAとして発売された。そして10月から第13話からの再放送に続いて、第16話から第24話(終)まで放送して年内完結させた。どの回も捨て回はなく、笑いあり涙ありの青春アーケードゲーム・ラブコメディだった。
ただ完結編の別れのシーンと昨年の小学校編の別れのシーンがダブって見えたことが残念だった。

 

第三位 ケムリクサ (ヤオヨロズ)

今年冬期「風が強く吹いている」とのデッドヒートをモノにしたのは、たつき監督の「ケムリクサ」だった。「けものフレンズ2」との因縁に蹴りをつけ、見事に優勝した。見ている側としては「けものフレンズ2」を通して、アニメ制作の嫌な面を見せ付けられて、春アニメを全休するなど、アニメを飽きる原因にもなった。もっとも「ケムリクサ」に直接の罪はない。悪いのは、TY東京の「けものフレンズ2」担当者である。

佳作 ロード・エルメロイの事件簿 「魔眼蒐集列車」

久々のミステリ、しかも魔術ミステリであり、Fate/ZeroとF/GOのカラーを色濃く残している。
ラストシーンの波動砲には笑って涙が出た。
 

佳作 ちはやふる3

声優賞 瀬戸麻沙美

声優瀬戸麻沙美は、年明けの「コトブキ飛行隊」、梅雨の「劇場版青春ブタ野郎は夢見る少女の夢を見ない」、さらに秋からの「ちはやふる3」と忙しい一年を過ごした。
 

名誉監督賞 武本康弘 (京アニ)

7月18日の京アニ事件で亡くなった武本監督は「らき☆すた」「氷菓」などの監督として有名だった。「氷菓」シリーズの新作短編集の出来が良かったので、久々にカドカワと組んで続編を作って欲しかったのだが、非常に残念だ。ご冥福を改めてお祈りする。

 

特別賞 「バーチャルさんが見ている」 アニメ製作 株式会社リド

何度か見たが、絶対に爆死すると確信した。
しかし僅か一年間でアニメがVTuberに乗っ取られるとは思わなかった。


 

2019年度ベストアニメ決定!!(1.1~12.31)

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