今年の優秀アニメは以下のように決定。最優秀アニメは「リトルウィッチアカデミア」である。
1.リトルウィッチアカデミア(TRIGGER)
冬季は2位で春季が1位だったから順当である。昭和アニメのスピード感を思い出させてくれた。主人公が(ひみつの)アッコで他のメンバーも昔のアニメに由縁のあるネーミングにしているのが面白い。
2.けものフレンズ(ヤオヨロズ)
9月25日の変が無ければ、おそらくブームは続き、こちらが一位だったろう。でもたつき監督が暴れたおかげで、川上量生は(これだけではないが)ドワンゴ社内で起きている様々な問題の責任を取って会長の座を降りざるを得なくなった。カドカワの役員も早晩解任だろう。
3.宝石の国(オレンジ)
はじめは全く期待してなかったが、中間で9位になりあれよあれよと言う間に最終回で見事逆転して年末のグランドファイナル出場権を得た。結果は春と冬のチャンピオンに押さえられ3着だったが、これだけのものを作ったのだから今後のオレンジの営業活動に活かされるだろうし、「宝石の国」第2期も待たれる。
4.アクションヒロイン チアフルーツ(ディオメディア)
第一回放送「超天界カミダイオー」のインパクトが凄くて、そのまま逃げ切った感があったが、年間グランドファイナルは甘くなかった。
5.ネト充のススメ(SIGNAL.MD)
言わばワイルドカードの立場だったが、やはり上位は強かった。しかしこの作品の場合、秋は全10回と区切られていたので、変に時間繋ぎする必要が無かったのが良かった。
最優秀アニソン
「ようこそジャパリパークへ」(仮歌)。ノミネートされていたのはどうぶつビスケッツ+PPPの歌の方だが、作詞作曲大石昌義が歌唱したバージョンが心に残る。とくにCDのバージョンではなく、ライブ感あふれるニコニコ動画版通い。今となっては悲しい思い出しかない歌だw。
最優秀音楽賞
「宝石の国」オリジナルサウンドトラック・コンプリート。¥3564
どの曲も宝石の欠片のように美しい。来年一月十七日に二枚組で東宝レーベルから発売される。
最優秀作画賞はTRIGGER。「リトルウィッチアカデミア」に関する流れるような作画。手塚プロの仕事を見るようだ。
最優秀フルCGアニメ賞はオレンジ。冬期アニメ「宝石の国」に対するもの。宝石の質感を上手く活かしている。
最優秀キャラクター賞
異例だが選外からカバンちゃん(CV内田彩)。
「けものフレンズ」から冬期のベストキャラクターは選ばれていないが、カバンちゃんだけでも第二期に残して欲しいと言う願いから選んだ。まず無理だろうが。
最優秀声優賞
今年もっとも活躍した声優に与えられる最優秀声優賞は悠木碧(アホガール、幼女戦記、キノの国、シンフォギアATXその他)。これだけ作品に出演していれば順当なところだ。
最優秀監督賞はたつき(「けものフレンズ」)。
「けものフレンズ」大ヒットの立役者なのに、サービス精神旺盛過ぎて、KADOKAWAを敵に回してしまったたつき監督。今後は中国資本と組んでKADOKAWAや国内のケチな資本を見返して下さい。
以上。