4チャンネルといっても外人のヲタクサイトではない。
70年代当時、山水電気が発売した4チャンネルプロセッサーを使い、ステレオスピーカーに2つのスピーカーを加えて、計4スピーカーで音を鳴らし音場空間に立体感を与えるものだ。
今ではスピーカーの性能もよくなり、2チャンネルで奥行き感を出すことは容易だが、当時は平面的な音あるいは前進的な音しか出ないスピーカーが主流だったので、このようなことが考えられた。
ビクターも追随するが、各社が自社企画に拘ったため、4チャンネルレコードを発売するレコード会社としてもいくつもの規格に対応しきれず、結局80年代を前にして消えてしまう。
75年か76年に従兄弟の部屋にいって、当時所有していた4チャンネルステレオを聴かせてもらったことがある。多分、ブランドはビクターだった。目が回るかと思ったが、そういう経験はなかった。
主にユーミン(当時は荒井由実)を掛けていたと思うが、あれは2チャンネル録音だったのだろう。
本物の4チャンネルの音は星電社(地元最大の小売電気店だったが、ヤマダ電機グループ入り)でも当時聴いたが、印象は薄い。
多分、音場型の音は私にはまだ合わなかったと思う。
大学生になってヤマハのAV用DSPやAV-AMPも導入してマルチスピーカーにしてみた。
映画には良いのだが、オーディオには特にプラスの効果はなかった。
映画は特殊な音で楽しむものだと再確認しただけである。
Related posts:
4チャンネル