現代の大都会ニューヨークに迷い込んだ、おとぎの国のお姫様が巻き起こすトラブルを、ミュージカルで描く。2Dアニメーションと実写+CGを融合したディズニー作品。監督ケビン・リマ、主演はエイミー・アダムス。
あらすじ
2Dアニメ世界のおとぎの国のお姫様ジゼルは王子様に見初められて結婚することになるが、女王様は気に入らず自ら老婆に扮装して、お姫様を泉に突き落とす。
しかし泉は、おとぎの国と現実のニューヨークをつなぐワープホールだった。ジゼルが助けを求めたのが、フィリップ父娘。父ロバートは突然現れたお姫様の天真爛漫さに戸惑いながらも、互いに接近していく。
ところが王子と部下ナサニエルが泉を通って、お姫様を助けに来る。ロバートと恋人ナンシー、王子とジゼルは舞踏会に出席するが、女王が扮する老婆にもらった毒リンゴをかじってしまう。こんなときこそ運命の人のキスで生き返らすと王子がキスするが、回復する様子はない。そこでロバートにジゼルがキスすると、ジゼルは復活する。女王は正体を現し、ドラゴンに変身してジゼルを鷲づかみにしてニューヨークの摩天楼に登るが、ロバートとジゼルが協力してドラゴンを倒す。
その後、ニューヨークではロバートはジゼルと結ばれて幸せになり、おとぎの国ではナンシーと彼女に一目惚れした王子が結婚式を挙げていた。
雑感
お姫様と王子様がアニメの世界から泉に落ちると、実写の世界のNYのマンホールから出て来る。
アイデアは良かったが、お姫様と王子様がそれっぽくなかった。
さらに「シンデレラ」「白雪姫」のストーリーの美味しいところを取り、最後は「キングコング」のように摩天楼決戦にもっていく。
リアルの世界はリアルな終わり方をして欲しかった。
エイミー・アダムスは当時33歳で、お姫様のイメージと違っていた。若々しさがなかった。
スタッフ・キャスト
監督 ケヴィン・リマ
製作 バリー・ジョセフソン 、 バリー・ソネンフェルド
製作総指揮 クリス・チェイス 、 スニル・パーカッシュ 、 エズラ・スワードロウ
脚本 ビル・ケリー
衣装デザイン モナ・メイ
音楽 アラン・メンケン
音楽監修 ドーン・ソーラー
配役
ジゼル エイミー・アダムス
弁護士ロバート・フィリップ パトリック・デンプシー
エドワード王子 ジェームズ・マースデン
女王の配下ナサニエル ティモシー・スポール
ナンシー・トレメイン イディナ・メンゼル (のちに「アナと雪の女王」の主題歌でアカデミー主題歌賞受賞)
モーガン・フィリップ レイチェル・コヴィー
ナリッサ女王 スーザン・サランドン