当日それまでの芝レースは、速いが前が止まらない流れ。しかしG1本番になると追い込み競馬になることも多い。

人気のミッキーアイルは先行争いに巻き込まれ、ビッグアーサーは出遅れてダメだと思っていた。

したがってアルビアーノ、ウリウリ、サトノルパンのボックスで勝負。

ところがどっこいハイペースの中、松山ミッキーアイルは3番手に抑えて、福永ビッグアーサーは4番手の中に出して揉まれない形。

レースはそのままゴール前まで進み中京で好時計勝ちがあるビッグアーサーが外から抜け出し、堂々の初重賞初G1制覇。

ミッキーアイルは直線一度は先頭に立つが、最後は二着まで。

離れた三着はいつもよりスタートが悪かったルメールのアルビアーノ。

サトノルパンは直線内から一度は先頭を伺ったが、所詮時計が速すぎた。結局他馬を邪魔し自分から最下位に下がる。

高速馬場ながら外が伸びる馬場だった。しかし外枠馬が井伊ポジションを取り切るには至らないので、結局4-6-8で決着が付いた。

ビッグアーサーの本領は力のかかる中山でどれだけのパフォーマンスが出来るかにかかっている。

福永はリアルスティールの鞍上を追われがっくりきているかと思ったのだが、好スタートを決め、大名マークで勝ってしまった。

 

高松宮記念 2016 ビッグアーサー

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