まず国内戦から。阪神JFは隣の馬が暴れていたので心配したが、2番枠スタートの藤沢厩舎ソウルスターリングが二番手の内に入れて、直線先頭に立ち危なげなく完勝。時計は1分34秒0。
G1を10勝して無敗のフランケルの初子が日本で初G1勝利である。藤沢厩舎は久々のG1勝利。調教師得意のマイル戦でこの血統はとくに強そうだ。
2着のリスグラシューは大外で出負けしながら最後は外を追い込んで2着。こちらも来年見込みがありそうだ。
しかし馬券はガチガチであった。
シャティンの香港国際競走:
ステイゴールドも勝った香港ヴァーズ2400でモレイラ騎乗サトノクラウンがムーア騎乗ハイランドリールを内から差し切ってまさかの優勝。
中団内待機策から向こう正面で一旦上がるが、3角で前が詰まっていたのでまた下げ内に入れて、直線を向いたところでもう一度鋭く差した。ダービーは惨敗したサトノクラウンも騎手次第で長距離でも走れることを証明できた。日本より力のかかるシャティンの馬場も良かった。ブラジル人モレイラも達者だから、いずれ日本へ籍を移しそう。
香港スプリントはエアロヴェロシティが2014年以来の2勝目、ビッグアーサーは10着に終わる。
香港マイルはビューティーオンリーが勝ち、ロゴタイプは5着まで。
最後の香港カップ2000は堀厩舎のモーリスが出負けしてエイシンヒカリが禁断の大逃げを仕掛けた。
しかし直線に入ってモーリスが最内を突いて差し切り、3馬身の圧勝。
2着はシークレットウェポン、3着は日本のステファノス、4着はラブリーデイ。
エイシンヒカリは着外に沈む。
やはり大逃げは無理。
珍しく今日は関東馬がG1を三勝(堀厩舎2勝、藤沢厩舎1勝)した。
香港国際競走 2016 サトノクラウン、モーリス、阪神JF ソウルスターリング