小川糸の小説「食堂かたつむり」を映画化した。
倫子は失恋が元で声が出なくなってしまった。
しかし彼女の料理は人々の心を癒す力があった。
そこで自宅の物置を熊さんと改造して小さなレストランを作る。
一日一組しか客を取らない。
けれど、心を込めた料理を出してくれる。
彼女のレストランは評判になるが、それを面白く思わない人間もいた。
ある日、昔の友人が店の客としてやってくる。
ネット批評を見ていると、リアリズムが足りないとか言う人が多いが、
リアリズム作品に映画の中でCGやアニメーションを使うか考えるべきだ。
この映画はファンタジーであり、原作の底の浅さを巧みに誤魔化している佳作である。
個人的にはブラザートムが良かった。
警官ネタコントをやっていた頃よりはるかにうまかった。
監督 富永まい
アニメーション監督 坂井治
脚本 高井浩子
原作 小川糸
エグゼクティブプロデューサー 三宅澄
撮影 北信康
音楽 福原まり
音楽プロデューサー 杉田寿宏
主題曲/主題歌 Fairlife
出演
柴咲コウ (倫子)
余貴美子 (母)
ブラザートム (熊)
田中哲司
志田未来
満島ひかり
江波杏子
三浦友和

食堂かたつむり 2010 東宝

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