実は身体の調子が相当に悪い。
そこで負担のかかる映像より音声(iTunes,iPod)のコンテンツを増やしたい。
日本でもポッドキャストや有料オーディオドラマは現在、たくさん出ている。
しかしミステリ作品については、少ない。
そこで考えたのが、子供向けアニメのmp3化である。
テレビドラマをmp3化してみたが、ナレーションが付かないと、分かりにくい。
映像に頼りすぎて、音声面では情報が不足している。
アニメだと、子供に分からせなければいけないから、音声面でも説明用の台詞を入れている。
もちろん、完全に音声だけで意味が伝わるわけではないが、十分な情報量は伝えてくれる。
というわけで、大好きなアガサ・クリスティ原作のアニメ「名探偵ポワロとマープル」VOL2 から、第一話「風変わりな遺言」(早川クリスティ文庫「愛の探偵たち」での題名は「奇妙な冗談」)で試してみた。
なかなか良い出来だ。音声だけで楽しめた。時間も短くて、聴いていて疲れない。
しかし、ゲスト声優について一言。
及川光博(エドワード)は仕方ない。
でも女優でもある酒井法子(チャーミアン)は、どうだろうか?
この脚本の中心的存在はチャーミアンである。
彼女が、ミス・マープルに突っかかってくる所に面白さがある。
ノリピーはヒステリックに演じているが、アイドルだった哀しさか陰湿さが足りなかった。
ここはしっかりした声優さんを使ってほしかった。
名探偵ポワロとマープル「風変わりな遺言」2004