監督・原作 磯光雄
声優:
ヤサコ:折笠富美子
イサコ:桑島法子
フミエ:小島幸子
ハラケン:朴璐実(王編に路)
メガばあ:鈴木れい子
オバチャン:野田順子
グーグル・グラスがそろそろ日本でも発売されるので、その前にNHKで放映された秀作アニメ「電脳コイル」を復習がてらで見た。
ウェアラブル・コンピュータとしてメガネが普及して11年が経った近未来。
巷の空間には電脳情報が詰まっている。
いたずら好きの子供たちは容易に空間をハッキングするようになっていた。
それを取り締まるのが市の空間管理局。
高校生ハッカーを臨時職員として雇い入れ、子供たちのハッキングに備えている。
ヤサコ(あだ名、優子が本名)は父の仕事の関係で金沢市から大黒市に転居して来た。
引越早々に電脳怪物イリーガルと出会い、電脳ペット「デンスケ」がシステムのバージョンが「古い空間」に紛れ込んでしまう。
そこから救い出してくれたのが、フミエだった。フミエは高いハッキング能力を持っていた。
やがて二人は仲良くなって、メガばあ(祖母)の主催する電脳探偵局に所属する。
ヤサコが転校してきた翌日、イサコ(あだ名、本名は勇子)も転校してきた。
彼女は、市が導入した電脳空間のウイルス駆除ソフト「サッチー」にヤサコらが追われる中で出会った正体不明の少女だった。
同級生のダイチはイサコのハッキングの腕を聞きつけ、ハッカー集団「大黒黒客クラブ」に勧誘する。
そして断られて腹が立ったので、彼女にわなを仕掛ける。
しかしそれもあっさり見破られて、クラブを乗っ取られしまい、子分としてこき使われることになる。
イサコは古い空間で何かを探っているようだった。
メガばあ、フミエ、ヤサコはイサコの監視を強める。
---
全26話。
学校や神社の怪談話など、子供らしい都市伝説を絡めて、最後まで面白く見た。
良い出来だと思う。
少し概念があいまいな部分もあるが、グーグル・メガネ普及後の将来の解釈に任せているのだろう。
でもグーグル・グラスがここまで普及したら、グーグルが実質的に日本を支配したことになる。
ウェアラブル・コンピュータは他にもiWatchがあるし、グーグルだけが独占的に成長することはないんじゃないかな。
電脳コイル Blu-ray Disc Box (2011/11/25) 折笠富美子、桑島法子 他 |