使用機器は307PM-1、エイジング一週間済んだ時点のもの。
SACD5.1ch Surround で聞いた。楽団の配列は自然なものだ。
演奏はなかなかのものである。
日本人離れしている。
まずヘンデルの合奏協奏曲、モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジーク、さらにバルトークのディベルティメント、シベリウスのロマンスだ。
このバンドの実力を見る上でわかりやすい、カタログ的な選曲である。
バロックだけに偏ってない、という意味だろう。
神戸の朝日会館で録音されている。
なじみの会館だが、こんなに音がよかったかな?
モーツァルトは速めの演奏だが、はつらつとして楽しい。
バルトークは好みが分かれるだろう。
307PM-1のおかげでサラウンド効果は感じられた。
反射音があると、すこし立体感が出る。
しかし、目の前で演奏してる風には聞こえない。
体の回りをスクリーンで覆われているのだが、そのスクリーンに音像が張り付いている感じがする。
映画のDVD音声には向いているが、音楽のマルチチャンネルにはこの程度では弱い。
エイジングがさらにすすめば変わると思う。
(懐音堂)
長岡京室内アンサンブル デビュー SACD5.1ch