当時若手イケメンだった梅宮辰夫(ワクさん役)が主演した特撮映画。しかし東映は遅れていて特撮の迫力で数段東宝には落ちる。
宇宙人が真城博士の開発したロケットを奪おうと襲って来たが、遊星王子が抵抗してロケットを自爆させた。
この映画は前半部分であり、上映からわずか一週間後に後半が上映された。

元は宣弘社制作東芝独占提供のテレビドラマで村上富士夫(ワクさん)が主演していた。誰にでも変身するヒーローだったと思う。たしかその放映中に東映が映画化している。

遊星王子が今時のヒーローと違う点は、どこかの星の王子らしいのに日本では自ら靴磨きをしている。私の子供時代にも靴磨きは立派な商売だったから悪いことではないが、何か切実なものを感じるw。
遊星王子に敵対し地球を征服しようとしているのは、戦前の2枚目俳優岡譲司が扮する まぼろし大使

他の出演者では、明石潮扮する真城博士の後輩でまぼろし大使に誘拐洗脳される芝崎博士に扮するのは成瀬昌彦。ウルトラセブン「第四惑星の悪夢」のロボット長官役で頭をパックリ開けるシーンが有名だ。まさかシンギュラリティで現実になりそうだと思いもしなかった。成瀬昌彦は劇団俳優座準劇団員から劇団青年座を設立し、初代代表となった人だ。

遊星王子 1959 東映東京

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