「けんぶつき」と読む。
みうらじゅんは、仏像を仏(ぶつ)と呼び、小学校時代からの大の仏像ファン。
いとうせいこうも仏像に興味がある。
二人の仏友は奈良、京都、東北、九州と渡り歩く。
二人は、決して仏教のファンではない。
仏像にしか興味はない。
とくに、いとうは和辻哲郎のように仏像の理論的分析を試みる。
一方、みうらの仏の見方は、非常に直観的である。
この仏は加藤登紀子だ、あの仏は高田美和だ、とわかりやすい例で言い切ってしまう。
そして二人が対決すると結局、みうらの直観にいとうは押し切られてしまう。
なかなか面白かった。
読んでるうちに仏像の種類にも詳しくなる。
DVDも出ているそうだ。

見仏記 いとうせいこう文、みうらじゅん絵 角川文庫

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