西城秀樹のファンだった。同じ病を持つ身として、非常に残念だ。冥福をお祈りしたい。
新御三家の中では歌っていて気持ちいいのは彼の歌だった。野口五郎の「私鉄沿線」は良い曲だが、キーが高くて年を取るにつれ苦しくなった。郷ひろみは大概歌えるのだが、モノマネになってしまった。ヒデキの歌は息さえ続くのなら、歌えたのだ。よく響いたし。
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ということで思い出の曲を三曲。
一曲目は1977年3月15日発売「ブーメランストリート」だ。RVCレーベルから作詞阿久悠、作曲三木たかし。「ブーメラン、ブーメラン、ブーメラン、ブーメラン、きっとあなたは戻ってくるだろう」と手を振り回して初っ端からキャッチーだ。子供まで喜んで真似をしていた。
二曲目は「眠れぬ夜」(1980年12月16日発売)。小田和正作詞作曲でオフコースのカバー。それまでは歌謡ポップス側の作曲者を多数起用していたが、イマイチな曲が続き、ニューミュージックから起用すると言うことでオフコースの小田和正を起用しカバーソングを歌うことになった。今までのファンは拒絶反応を見せたが、雰囲気の違う楽曲でファン層を広げることになった。
三曲目は「ギャランドゥ」(1983年2月1日発売)、「ダンシング・オールナイト」のもんたよしのりの作詞作曲作品を起用して、また曲の世界を広げた。ギャランドゥの意味は良い女という意味で、もんたの和製英語だ。この曲はセールス的には大したことはなかったが、盛り上がる楽曲のため、ライブではよく用いられる。
他にも、「」も基本的に歌いにくいのだが、たまに調子の良いときは間奏の振り付きで歌うことがある。
西城秀樹さん亡くなる (1955.4.13-2018.5.16)

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