複音ハーモニカの良い点は、吹く音と吸う音が交互に並んでいるので、音が混じりにくい。
たとえ混じっても、ドとミやレとファである場合は、さほど汚くない。
だから下手でも楽しめる。
しかしそのため(長調の場合)中央部の音階は、ドレミファソラシドではなくて、ドレミファソラドシの順に並んでいる。
ついついラの隣りはシだと思いがちだ。
しかしこれらはともに吸う音なので、間に高音のド(吹く音)を挟んでいる。
そこがはじめのうちは間違えやすい。
もっとも初心者の教則本の場合、最初のうちはシの出てこない曲ばかりだ。
☆☆☆
さて九州朝日放送でかつて「ナツメロとあなた」という帯番組があったのをご存知だろうか?
次はそれに出演していた大石昌美先生の教科書だ。
ハーモニカによる前奏を付けているのが特徴。
二本持ちや短調曲がある(説明はあまりない。)から、その辺は先ほどあげた本でマスターしてほしい。
第二巻、第三巻も発売されている。

大石先生の実演を聴きたい人は次のCDをどうぞ。
童謡集だ。

複音ハーモニカ3

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