『夏目友人帳』の原作緑川ゆきが描く漫画を映画化。夏しか会わない2人がお互いに触れ合えない運命を抱えながら、少しずつ絆を育む様を描く。
あらすじ
夏休みに祖父の家へ遊びに来ていた6歳の少女・蛍は、ある日、妖怪が住むと云われる“山神の森”に迷い込んでしまう。途方に暮れる蛍を助けたのは、狐の面を被った不思議な少年・ギンだった。ギンは幽霊のようなものだが、なぜか姿が蛍には見えた。それ以来、毎年夏にはギンのもとを訪れ、2人は惹かれあっていく。
しかし蛍が成長して高校生になった頃、そろそろギンとの別れの予感がする。ある日、あやかしの祭りがある。ギンはお面を蛍に被せて上からくちづけして「離れたくない」と言う。しかし紛れ込んだ人間の子がこけるのを助けようとしてその手に触れて、ギンの体は輝いて消え始める。そして「今ならお前に触れられる」と言って、蛍を抱きしめる。
雑感
佐倉綾音の17歳の初主演作。若くして抜擢された。だから今とは考えられない初々しい演技だった。
内山昂輝にしてもテレビアニメ「インフィニット・ストラトス」と同じ年に主演した。
スタッフ・キャスト
監督 大森貴弘
原作 緑川ゆき
キャラデザ・作画監督 高田晃
音楽 吉森信
脚本 大森貴弘
主題歌 おおたか静流 「夏を見ていた」
声の出演
(ギン)内山昂輝
(竹川蛍)佐倉綾音
蛍火の杜へ 2011 アニメ制作 ブレインズ・ベース