聖ペテロ祭の殺人 修道士カドフェル 1997
2018/10/30
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明日から聖ペテロ祭である。
しかし地元の商人は、商売が禁じられている。
地元商人は修道院に対して抗議するが、聞き入れられない。
翌朝、ブリストルから来た酒商人が殺され、川に棄てられているのを発見される。
はじめは商人同士の争いによる殺人事件と思われた。
政治的歴史的背景を持つ、名作だ。
でもイギリスの歴史を知らないと分かりにくい。
修道院があるシュールズベリは、スティーブン王(ノルマン朝最後の王ともブロワ朝唯一の王とも言われる。)が治めていた。
当時、モード女帝(マチルダ、プランタジネット朝の祖)も国内に勢力を持っていて、内戦を繰り返していた。
今回の事件も敵のスパイが暗躍していたのだ。
中立的なカドフェルと、政府の役人ベリンガーの対立も面白い。
ただし原作も面白いと思う。
原作とドラマは相当に変わっている。
原作エリス・ピーターズ
演出 ハーバート・ワイズ
脚本 ラッセル・ルイス
デレク・ジャコビ(カドフェル)
ジャクリーヌ・デフラリ(エンマ嬢)
テレンス・ハーディマン(ラダルファス院長、ミステリチャンネルでよく見る顔だ。)
アンソニー・グリーン(ベリンガー)
ブレンダン・オヘア(コルビジェ卿)