「未知空間の恐怖 光る眼」に続く英国の怪奇SF。
ジャック・ブライリーが脚本を書き、第一作の原作者ジョン・ウィンダムからお墨付きをもらったそうだ。白黒映画。
Synopsis:
今回は、知能テストによりまったく同程度の天才少年少女が六人も同時に現れた。しかもいずれも私生児で、母親は性交渉を未経験のまま身ごもったらしい。心理学者ルリン博士と遺伝学者ネビル博士は調査に乗り出す。するとポール少年の母は協力を断ったため、車に轢かれて重傷を負った。ポール少年には念動力があるようだ。ポールの保護者として母方の叔母であるスーザンが世話をすることになる。他の国にも協力を求めて,六人を集めて同時に検査することになった。
しかし六人はスーザンを連れて逃げだし、使っていない古い教会へ籠もる。イギリス政府は六人を保護しようとするが、逆に二人のエージェントを殺されてしまう。しかも一人は高いところから落下して串刺しになって死んだ。
各国はただならないことを悟り、教会へ総攻撃を計画する。ルウリン博士は6人の少年少女に自国の政府機関や大使館に出頭しなさいと言う。彼らは大人しく言われたとおりにするが、官僚達の陰謀を読み取るや皆殺しにして、再び教会に籠城する。
ついに英国軍は地下に爆弾を仕掛けて、全員を抹殺する気だ。その時、彼らの血液が進化した人間の物だと報告される。ルウリン博士の度重なる説得にグルーバー教授は最後の話し合いを試みるが、6人の導き出した結論は意外な物だった。
暴れるだけ暴れて何人殺したか。それなのに、最後は自爆というのが腑に落ちない。
どうして突然、無抵抗主義になってしまったのか。
前作と比べると、脚本、キャストともに相当落ちる。せっかくMGMが出資してくれたのに勿体ない。
唯一改良された点は、子供たちを前作の金髪の白人だけでなく、黒人、インド人、黄色人種などバラエティに飛んだ人選にしたことだ。
バーバラ・フェリスは唯一の綺麗どころだが、若いのに老け顔で損をしている。
監督: アントン・M・リーダー
製作: ベン・アーベイド
製作総指揮: ローレンス・P・バックマン
原作: ジョン・ウィンダム
脚本: ジャック・ブライリー
撮影: デヴィッド・ボールトン
音楽: ロン・グッドウィン
出演
イアン・ヘンドリー (ルウリン博士)
アラン・ベーデル (ネビル博士)
バーバラ・フェリス (スーザン)
クライブ・パウェル (ポール少年)
アルフレッド・バーク (コリン・ウェブスター)
パトリック・ワイマーク
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