今年の夏の紅白は「昭和を彩ったスターと名曲たち」と題して、氷川きよし(今年で40歳になるそうだ) と有働由美子が司会で、生放送でお送りする。スペシャルゲストは加藤一二三、春風亭昇太。
1.皆の衆 (村田英雄) 全員合唱

2.狙い打ち 山本リンダ
バックダンサーの男性たちを騎馬にして登場。横の動きが全盛期と比較すると物足りないかな。

3.経験 辺見マリ
かつてのお色気ソングもすっかり大人の歌になってしまった。

4.達者でな (三橋美智也) 福田こうへい 三山ひろし
いつの間にかこの歌は男性デュオの定番ソングになってしまった。この二人のバージョンは安心して聞ける。

5.襟裳岬 森進一

ここで浅丘ルリ子と小林旭を呼んでトーク。二人の初共演映画「絶唱」(のちに百恵ちゃん映画にもなる) でのエピソードを一くさり。

6.愛の化石 浅丘ルリ子
一時流行った大女優のセリフ付きソングのうち、代表的なヒットソング。

続いて小林旭歌手60周年記念メガヒットメドレーだ。

7.ギターを持った渡り鳥 小林旭
少し低音が苦しくなってきたかな。

8.自動車ショー歌 小林旭
世界の車種のCMソングみたいなものじゃないか。NHKも柔らかくなったものだw。

9.ダイナマイトが百五十屯 小林旭
この歌のヒットでマイトガイと呼ばれるようになった。

ここで小林旭が氷川きよしをしつこくいじる。生放送なんですけどw。
10.昔の名前で出ています 小林旭
一年に5000万回?!も有線リクエストされたそうで、思い入れのある曲だそうだ。それにしても全然声が荒れていないのは、やはりスターだと思った。

ここまで32分経過、小林旭のアドリブで2分超過か。

続いてお座敷ソング特集春風亭昇太と山内恵介が和服でコーナー司会。

11.おひまなら来てよね 五月みどり
山内惠介、昇太、市川由紀乃と丘みどりが芸妓姿で寸劇をしながら、五月みどりは笑ってしまい歌いにくそう。

12.三味線ブギウギ  (市丸) 市川由紀乃 丘みどり
間奏でバックダンサーとラインダンスをし始めた。

13.お座敷小唄 (和田弘とマヒナスターズ、松尾和子)  マヒナスターズ、山内惠介、五月みどり、市川由紀乃、丘みどり
丘みどりの声だけが目立っていたな。五月みどりは声が出ないんだから、後から叱られるんじゃないかw。

戦後を明るくしたスター特集
ビデオ映像で4曲を続ける。
・並木路子 リンゴの唄
・田端義夫 かえり船
・渡辺はま子 桑港のチャイナタウン
・菅原都々子 連絡船の唄

そして明日90歳になるという菅原都々子が元気に登場。

14.月がとっても青いから 菅原都々子
祖母と孫という感じで氷川きよしに手を繋がれたまま熱唱する。

加藤一二三が登場して、藤井颯太四段の話題を語る。そして愛唱歌を紹介。

15.故郷 (唱歌) 島津亜矢、山田姉妹
島津亜矢は今一番うまいのではないかと思う。ビブラートを極力抑えてのびのび歌っていた。山田姉妹は二十代の美人姉妹で何度か見たことがあるが今回は島津のコーラス役に徹していた。

洋楽カバーブーム
・鈴木ヤスシ ジェニジェニ
・西田佐知子 コーヒールンバ
・坂本九 素敵なタイミング
・ザ・ピーナッツ 情熱の花

ここでピーナッツに憧れてデビューしたというスパーク三人娘3人とも古希を迎えて今夜がテレビで歌うのは最後だそうだ。

16.ヴァケーション (コニー・フランシス) 中尾ミエ、伊東ゆかり、園まり
園まりが、二人について行くのにかなり苦しそうだ。この辺で1時間経過。

17.小指の思い出 伊東ゆかり
18.逢いたくて逢いたくて 園まり
19.可愛いベビー 中尾ミエ
中尾のヒット曲には名曲「片想い」もあるんだが。

20.ボーイハント(コニー・フランシス) 中尾ミエ 伊東ゆかり、園まり
スパーク三人娘最後の曲。園まりがマジで心配だが、あと2人は現役バリバリでポップスを歌い続けてくれそうだ。

21.さくらのバラード 倍賞千恵子 (録画中継)
映画「男はつらいよ」シリーズの挿入歌で、また小六禮次郎(夫) がピアノ伴奏している。

原爆記念日を前にして氷川きよしが広島で原爆の語り部を取材した映像が流れ、美空ひばりが第一回広島平和音楽祭でグランプリを獲得した曲を氷川が歌う。
22.一本のエンピツ (美空ひばり) 氷川きよし

ここで10分間のニュース。


後半は阿久悠特集からリスタート。語りとプレゼンターは西田敏行

まずはビデオから抜粋。
・ピンクレディー サウスポー
・都はるみ 北の宿から
・森昌子 せんせい
・岩崎宏美 シンデレラハネムーン
・ささきいさお 宇宙戦艦ヤマト
・尾崎紀世彦  また逢う日まで
・山本リンダ  どうにもとまらない
・ピンクレディー ペッパー警部、カルメン77、渚のシンドバッド、ウォンテッド、サウスポー、UFO (メドレー)

ここからは実演でお送りする。
23.もしもピアノが弾けたなら 西田敏行 伴奏・仲道郁代
西田敏行は足がかなり悪いという噂を聞いていたが、歌っている時はそんな素振りを見せなかった。ただ声を枯らしているようだった。西田より仲道郁代が年をとっていたのがショック。

24.ひまわり娘 伊藤咲子
彼女は完全復活だ。声がぐっと伸びている。さすがNHK出演にピタリと合わせて来た。

25.狼なんかこわくない 石野真子
彼女は一時期完全復活していたのだが、この曲は音程を少し外していた。

26.津軽海峡冬景色 石川さゆり
この曲がLPの一曲として最初に発表された時の阿久悠直筆歌詞をバックに歌った。無伴奏ヴァースの部分は声がかすれていたが、コーラス部分に入るとそんな心配はいらなかった。

西田敏行を呼び込んで、高橋真梨子を紹介。意外にも高橋は自嘲気味に、ドロ&カプリシャスで私が売れたのはこの二曲だけと言っていた。やはり先代ボーカル前野曜子のパンチ力ある歌唱をずっと意識していたのか。

27.ジョニーへの伝言 高橋真梨子
28.五番街のマリー 高橋真梨子
録画中継。さすがの高橋真梨子も高音が若干苦しいか。

29.熱き心に 小林旭
雄大な男のロマンとこの歌を西田敏行が紹介したものだから、小林旭は珍しくスイッチが入ってしまい、歌い出しで力んでいた。でも幾つになってもリーゼントが似合う人だ。

阿久悠コーナーを終えて、昼ドラ「やすらぎの郷」が熟年世代にヒットしている石坂浩二がビデオ出演して(浅丘ルリ子に遠慮したか)、自ら作詞した「さよならをするために」を紹介する。この曲は石坂浩二と浅丘ルリ子が結婚後主演したドラマ「三丁目四番地」の主題歌だ。(馴れ初めとなった「二丁目三番地」の次回作)

30.さよならをするために ビリーバンバン
脳出血で倒れた兄菅原孝の復帰戦だ。まだ呂律が回らない状況だから出演を渋ったろうが、恩人である石坂浩二がビデオプレゼンターしてくれて共演者浅丘ルリ子も出ているのだから、出ないわけにいかない。リハビリをして音感を取り戻して欲しい。よく考えたらこの曲も「もしもピアノが弾けたなら」の坂田晃一の作曲だ。

31.待つわ あみん
岡村孝子の人気はかつて凄かったのだが、最近はマイペースでソロとあみんの活動を続けているそうだ。

続いて浅丘ルリ子を呼んで、石坂裕次郎、美空ひばりを偲ぶコーナー

32.二人の世界 石原裕次郎(ビデオ共演) 水森かおり
石原裕次郎とビデオで共演する形だが、このカラオケ形式は嫌いだ。

33.人生一路 (美空ひばり) 天童よしみ
彼女の人生一路は安心して聞いていられる。この曲は天童よしみが引き継ぐに相応しい。

ラスト曲も阿久悠、三木たかしコンビの一曲。

34. 北の蛍 森進一

あれだけ前半みんなが暴走していたのに、最後は時間が余っていたようだ。
今日のMVPは今年79歳で持ち歌五曲を披露した小林旭だろう。カムバック賞がビリーバンバン最優秀歌唱賞は伊藤咲子でいかが。

でもみんな歳を取った。自分が歳を取ったのだから当たり前なのだが、そろそろこういう画面を見ているのが辛くなるかも知れない。

 

第49回思い出のメロディー 2017.8.5 NHK

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