勅使河原宏監督作品。
原作脚色 安部公房
撮影 瀬川浩
音楽 武満徹

岸田今日子の怪演が話題になって、カンヌ審査員特別賞、キネマ旬報第一位、アカデミー賞外国語映画賞ノミネートに輝く。
共演は岡田英次三井弘次ほか。
この映画を見るのは二回目だが、一回目に見たときはカットだらけで何も見えていなかったことに気づいた。

蟻地獄のような砂丘の穴の中に岸田今日子が一人暮している。
彼女は封建的なムラの体制に順応し、黙々と砂をかき出す作業に勤しむ。
そこに無名の労働力として岡田英次が送り込まれる。
彼は脱出しようとするが、ことごとく失敗する。
次第にムラの嫌がらせはエスカレートしていく。
岡田は、岸田が差別されていることに気づく。
そんな差別を受けても、岸田はこの土地を離れようとしない。
そんな中、岡田はカラス捕獲用の穴に溜まった水を見て、あることに気づく。

封建主義空間にも自由があることを言いたかったのだろうか。
まあ、難しい話はどうでも良い。
やはり岸田今日子は気になる。
美人でないが心に残る。
夢に見そうだ。

砂の女(1964)東宝

投稿ナビゲーション


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です