第二次世界大戦。
ドイツ軍はフランス・リヨンに攻め込んできた。
ゲシュタポは、坑独運動家を拷問に掛ける。
主人公はフランス人でありながら、ドイツ語通訳として活躍している。
ある日、そこへ昔なじみの神学生ピエールが送られてきた。
遠藤周作の芥川賞受賞作。
重い文章だ。
信仰というものを考えさせる。
サディストである、主人公はピエールの信仰心を試したかった。
信仰を打ち砕き、ピエールをユダにしたかったのだ。
神と悪魔の戦いとしては、中里介山の「大菩薩峠」を思い出す。
これぐらいやってくれた方が、非信者にも楽しめる。
平幹二朗が、サディズトの主人公を好演、いや怪演している。
若さは、さすがになかった。
原作:

白い人 遠藤周作 新潮CD

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