アクションシーンでのスローモーションと、銃・弾丸の夥しい使用により、好評を博した香港フィルムノワール・シリーズの第一弾。
ジョン・ウー監督作品。
兄ホー(ティ・ルン)はやくざの幹部、弟キット(レスリー・チャン)は敏腕刑事。
二人の葛藤が話の中心だっが、そこに兄の親友マーク(チョウ・ユンファ)が絡んでくる。
弟のため、足を洗おうとするホーは、大幹部シンの仕打ちに怒り、遂に組織との対決を決意する。
ホーとマークは港へ共に向かい、大銃撃戦が始まる。
兄の逮捕を目論むキットも港へ向かっていた。
今となっては古いタイプの映画になってしまった。
衛星放送などで見直してみると、香港映画の大げさな感じは相変わらずだが、アクションシーンは見飽きた感じがする。
しかしそれでもこの映画の意義は大きい。
日本映画だって、これぐらいのものを作れた筈なのに、どうして作らなかったか?
東映がリードしていた分野だったが、彼らは日本刀が捨てられなかった。
男たちの挽歌 (英雄本色,1986, Hongkong)