2004年03月04日(木)  No.167
監督島耕二
製作永田秀雅
原作仁木悦子
脚色高岩肇

配役:
仁木多鶴子 (ピアノ教師仁木悦子)▲
石井竜一 (悦子の兄雄太郎)
北原義郎 (警部峰岸周作)
花布辰男 (医院長箱崎兼彦)
品川隆二 (家を出た次男敬介)
浦辺粂子 (殺されるおばあちゃん、桑田ちえ)
金田一敦子 (桑田ユリ)
高松英郎 (脅迫していた平坂勝也)

原作は日本のクリスティこと仁木悦子のデビュー作。
ほぼ原作を追っているだが、最後は「八つ墓村」になってしまった(笑)

 

あらすじ:
悦子と雄太郎の兄弟は外科医院に下宿することになる。
そのときから、変な雰囲気があった。
猫が消えたのもそうだ。
次に病院の姑が消えた。
患者の一人も消える。
悦子は病院の娘と仲良くなり防空壕を冒険する。
そこで何と姑の死体が・・・
さらに死人が増えていく。

 

悦子は素人探偵となり、推理を巡らせ犯人を探る。

島耕二作品にしては軽いBGMを使って、明るい雰囲気だ。
青春もののつもりだったのだろう。
高松英郎は最初に出てきたからキーパーソンになるかと思われたが、それから出てこず、どうしたのかと思ったら殺されちゃった。
品川隆二はいかにも犯人ではないタイプ。
北原義郎は定番の警部役。
主役の子はこの映画のおかげで仁木多鶴子に改名したそうだ。
若尾文子を崩した感じで色気はあった。
仁木雄太郎役は原作通り不美男子だった。
出演者の中では、よほど探偵らしい名前の金田一敦子が最も光っていた。

猫は知っていた 1957 大映

投稿ナビゲーション


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です