正義をテーマとする西部劇。
ゲイリー・クーパーの「真昼の決闘」にしろこういう作品を見ると、正義の国アメリカが忘れてはならないものを思い知らされる。
監督: デルマー・デイヴィス
製作: デヴィッド・ヘイルウェイル
原作: エルモア・レナード
脚本: ハルステッド・ウェルズ
撮影: チャールズ・ロートン・Jr
出演:
グレン・フォード ベン・ウェイド
ヴァン・ヘフリン ダン・エヴァンス
フェリシア・ファー エミー
レオラ・ダナ アリス・エヴァンス
職にあぶれたカウボーイ達が駅馬車を襲い、抵抗する御者を射殺した。
十分逃げ切る時間はあったのだが、カウボーイの親玉ベンは女に目がなかった。
酒場の歌手としけ込んでいるところを通報を受けた保安官に逮捕される。
判事のいる町までベンを護送しなければならないが、保安官は手が離せない。
そこで貧しい牧場主ダンが賞金目当てで3時10分発ユマ行き列車に乗せて連行することになる。
しかし、列車を待つ間、仲間達の襲撃や買収の誘惑などの災難が次々とダンを襲う。
孤立無援のダンがベンに心を許しそうになったとき・・・
最近ラッセル・クロウでリメイク版が作られた名作西部劇。
正義とは何か考えさせられる作品。
悩める主人公はヴァン・ヘフリンなんだけど、序列的にグレン・フォードの方が上。
しかしグレン・フォードは悪役をやるときも何故か憎めない。
美味しい役だ。
フランキー・レインの歌う主題歌も映画の雰囲気にぴったり。
決断の3時10分 1957 コロムビア