ジーン・バリーが精神科医で頭の切れる犯人役。
刑事コロンボ(ピーター・フォーク)に圧力を掛けて捜査を妨害するが、彼には共犯者キャサリン・ジャスティスがいた。
売れない女優である彼女を、コロンボは執拗に追いつめる。
おそらく十回は見てきたが、このコロンボ第一作は傑作である。
こうくるかと思わせておいて裏をかく。
そのリズムのいいことと、言ったらない。
吹き替えは日本テレビ版の若山弦蔵である。
途中カットがあったみたいで(病院入りのシーン)、違う声優が吹き替えていた。
見所はキャサリン・ジャスティスである。
40年前の映画女優の雰囲気を持った人。
しかしテレビ女優である。
彼女がローマ時代(クレオパトラ?)のコスチュームに身を包み、アップにしていると昔の女優さんはきれいだなと思う。
クレオパトラには多くの無名で美しい女優が出ていた。
このエピソードは、その人たちの外伝の一つだ。
殺人処方箋 1967 Universal