立川志の輔の落語「歓喜の歌」を映画化した作品。
タイトルはもちろんベートーベンの交響曲第九番の合唱曲のことである。
市立文化会館でダメ公務員が12月31日の二つの年末コーラスをダブルブッキングしてしまう。
どちらも辞退してくれないし、合同コンサートも受け入れてくれない。
もし合同コンサートを開くにしてもキャパシティーが狭すぎて、全ての観客が見ることができない。
あの歌の下手な安田成美が指揮者をやっているのには笑ったが、
「フラガール」の二番煎じを狙ったのか、やや中途半端な作品だった。
シネカノンは「月はどっちに出ている」「フラガール」の制作や「シュリ」の配給で韓流映画ブームを作った会社だが、急成長して金を無計画にばらまいてしまいあっという間にバブルが崩壊して、現在民事再生法適用を受け休業中である。
この会社制作の映画では「のど自慢」がお気に入りだが、「歓喜の歌」はそれには及ばなかった。
監督 松岡錠司
脚本 真辺克彦 松岡錠司
原作 立川志の輔
原案 重延浩 渡辺誠
製作 李鳳宇 河合洋 井上泰一
出演
小林薫 (飯塚正)
安田成美 (五十嵐純子)
由紀さおり (松尾みすず)
浅田美代子 (飯塚さえ子)
伊藤淳史 (加藤俊輔)
田中哲司 (北澤直樹)
藤田弓子 (大田登紀子)
根岸季衣 (塚田真由美)
光石研 (五十嵐恒夫)
でんでん (葛飾太郎)
立川志の輔 (本人)
立川談志 (住職)
リリー・フランキー (スナックの常連)
筒井道隆 (リフォームの客)
笹野高史 (伊藤茂)
塩見三省 (建設会社社長)
渡辺美佐子 (大河原フク)
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