久々にクラシックのCD新譜を聞いて興奮した。
アンサンブルの響きが特殊である。
何度か聞かないと、判定は下せないが、面白い。
基本になる配列はコントラバスが中央にいて、チェロが両翼にいる。
斉藤秀雄の弟子である森悠子先生の指導である。
ペルト(「受難曲」で有名な現代作曲家)、武満徹の弦楽アンサンブルから始まり、ピアソラのピアノと室内楽のための作品やバーバーの曲、さらに小学生でも知っている「ふるさと」、最後はニューマン(ミケランジェリの弟子らしい)の92鍵ベーゼンドルファーのピアソラとバラエティに富んでいて実に楽しい。
ポピュラーと現代音楽が素晴らしいマッチングである。
なおこの作品はCDとSACDステレオ、SACDマルチチャンネル5.1chのハイブリッド盤である。
SACDマルチで、この響きを聞いてみたいものだ。
しかしCDでも巧みにホールトーンを取り込んでいる。
ホールの大きさや舞台とマイクの距離など、わかってしまう録音である。
CDにはちょっと高いけれど、その値打ちはある。
長岡京室内アンサンブル〜東洋と西洋
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こんな名盤が2年経って、多くのCD屋では欠品のようだ。
HMVでは扱っていた。
東洋と西洋 長岡京室内アンサンブル インポート・ミュージック・サービス