ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン共演の感動作。共に余命わずかの富豪と自動車整備工が病院の同室になり意気投合して、やり残したことを叶えようと旅に出る一種のロードムービーでもある。監督は「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー。
あらすじ
二人の男が病院で相部屋となった。一人エドワードはその病院の経営者だが孤独な男、もう一人カーターは自動車の修理工で幸せな家庭を持つが、したいことをせずにがむしゃらに働いてきた。二人はそれぞれあと一年足らずと余命宣告される。そこで延命措置を拒否して二人揃って病院を抜け出す。思い残すことがないように、バケツリスト(やりたいことリスト)を作り、エドワードの財産を使って世界旅行をしながらリストを一つずつ潰していく。
しかしエドワードには娘がいた。娘が離婚する時、争ってそれ以来会っていない。エドワードに最後に娘と会うように言ったおかげで激怒されたカーターは自宅に戻る。そこで再び倒れて病院に再入院。エドワードの願いも空しくカーターは先に逝く。カーターの葬儀に出たエドワードも後を追うようにして亡くなる。最後にエドワードの骨壺は秘書トーマスによって、カーターのと並べてエベレストの頂上に置かれた、違法行為だけど・・・。
雑感
中身は期待したほどではなかったが、最後にエヴェレストに登ってエドワードの骨壺を置いたのは秘書だったのには驚いた。
最初のシーンは、エドワードがエベレストに登ってカーターの骨壺を置いてくるところから始まり、時間を遡り、二人が病院で同室になるシーンへと移る。だから最後も最初のシーンに戻ったと思ったが、全く違っていた。
この秘書は、社長で対しても正しいことしか報告しない有能な男だったが、いつまでたっても名前を覚えて貰えなかった。でも秘書としては、偉大な経営者に仕えて幸せだったのだろう。だから最後に彼の希望を叶えて上げたのだ。
スタッフ・キャスト
監督 ロブ・ライナー
製作 クレイグ・ザダン 、 ニール・メロン 、 アラン・グライスマン 、 ロブ・ライナー
製作総指揮 トラビス・ノックス 、 ジェフリー・ストット 、 ジャスティン・ザッカム
脚本 ジャスティン・ザッカム
撮影 ジョン・シュワルツマン
音楽 マーク・シャイマン
配給
エドワード・コール ジャック・ニコルソン
カーター・チェンバーズ モーガン・フリーマン
秘書トマス ショーン・ヘイズ
ホリンズ医師 ロブ・モロウ
カーターの妻バージニア ビバリー・トッド