1956年のハリウッド映画に対抗して制作されたソ連の物量主義国策映画。
4部作430分とひたすら長い。
これから視聴する者は原作をしっかり頭に入れておくか、ハリウッド版を前もって見ておくことをお勧めする。
第一部 アンドレイ・ヴォルコンスキー
ピエール、アンドレイの青春期
第二部 ナターシャ・ロストヴァ
舞踏会デビューから騙されて婚約破棄まで
第三部 1812年
ひたすらのナポレオン戦争編
第四部 ピエール・ベズーホフ
ピエールがナポレオン軍に捕まるが、戦争が終わり、ナターシャの元に帰ることができる。
配役だけリアリズムなのか、主役はハリウッド版のピーター・フォンダに似ても似つかない中年太りのおっさん。
でも詩的表現の多い映画なのだから、もっと良い人選があったのではないか。
何年もかけて撮影したそうで、ナターシャのリュドミラ・サベリーエワが若い娘時代から大人の女まで成熟していく過程が美しい。
しかし通しで見るとやはり疲れる。
制作、監督、脚本、主役 セルゲイ・ボンダルチュク
原作 レフ・トルストイ
出演
リュドミラ・サベリーエワ
ビャチェスラフ・チーホノフ
戦争と平和 1965~1967 ソ連