表題作は映画化もされ、何度かドラマにもなった名作。どの作品も、主演女優がつまらなさそうに生きているのが、印象的だった。
一方、小説の方はひたすら淡々と話が進み、急展開して、いつの間にか終わってる(^^;)。以前は、読んでも物足りなかったが、最近うまさが分かった。
女の顔や生活ぶりを想像させる。終わり方も良い。一言しか気持ちのこもった台詞は無いけれど、だから効いてくる。
これが芥川賞作家松本清張の推理小説デビュー作だったそうだ。

ライブドアから再掲示。

松本清張 「張込み」 新潮文庫

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