北野武監督がベネチア映画祭で監督賞を取った作品。
日本の昔と今の融合した世界が描かれる。
日本人が見る分には、さして珍しくもないが、外人には物珍しかったのではないか。
ラストの群舞シーンは、今風のリズム(タップも入ってた)で楽しめた。
近年ではNHK「利家とまつ」の夢のシーンでも踊りが入っていたのを思い出す。
かつて勝新・座頭市に出演していた、元大映の大楠道代はもうすっかり老け役になってしまった。
ちょっとショック。
用心棒は浅野忠信、相変わらず殺陣は苦手だ。
悪役は岸部一徳、石倉三郎。最近の時代劇によくあるパターンだ。
たけし監督は、相変わらずべたな演出だ。
でもいろいろと素材を変えて見せているため、あまり気にならない。
次回作にも期待したい。
座頭市 2003 日本