不思議な取り合わせだったが、なかなかの高画質・高音質だった。
最初は追悼ライブと言うことで、小林幸子は肩に力が入っていた。
ソノダバンドの方はバラードが苦手なようで、しっくりこなかった。
その後も、お母さん役の小林幸子が、子供のようなソノダバンドを引っ張り回して前半終了。
後半に入り「ラストダンスは私と」のようなアップテンポな曲も取り混ぜたので、ソノダバンドも徐々にに息を吹き返した。
アンコールでは、シャンソン「ろくでなし」をプログレ風に園田くんがアレンジして、ソノダバンドらしい伴奏だった。
今日は大歌手の伴奏ができて、彼らにとっても良い修行になったと思う。
だが総じて言うと、小林幸子の凄さを思い知らされたシャンソン・ライブだった。
シャンソンを歌わせたら、現役歌手として一番うまい。
もう還暦だから音域はやや狭くなったが、まだまだ声量がある。
捨てる神あれば拾う神あり。
彼女もニコ生で紅白の裏番組としてデビュー50周年記念大晦日ライブが決定したようだ。
かつて第二のひばりと言われたほど才能ある人だから、必ず復活するだろう。
ちなみに越路吹雪の歌中心の選曲だった。
これらの曲は、小林が生前の岩谷時子から直接許諾をもらっていたのかもしれない。
彼女はこれからも越路・岩谷コンビの曲を歌い続けていくと宣言していた。
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